「色即ぜねれいしょん」観てきた
2009年09月02日 01:18
こないだの日曜、ふと思い立って観てきました。
みうらじゅんの自伝的小説を原作に、田口トモロヲが監督して主演が実際にミュージシャンの渡辺大知(黒猫チェルシー)っていう、まんま「アイデン&ティティ」と同じような布陣(『アイデン&ティティ』に主演してた銀杏BOYSの峯田も出てるし)の映画。
面白かった。
「アイデン&ティティ」は東京に出てきてバンドをやってる話だったけど、今回はうだつのあがらない京都の高校生が主人公。
ヤンキーにもなれず、かといって勉強やスポーツができるわけでもなく、反抗しようにも親にもそんなに不満があるわけでもなく、日々悶々とした毎日をなんとなく過ごしているっていう、ボンクラを絵に描いたような主人公で、それ俺のことだよ!っていう人が日本全国に何人いることか(ていうか、俺のことだよ!)。
つか、勝手に部屋に入って来た母親に向かって主人公が言う、「ノックせーや!」っていう叫びは、時代や地域を越えて全国共通だよね。
映画の設定は70年代だし、場所も京都だったりするので、もちろん僕の高校時代とは違うところもあるけれど、主人公たちボンクラ3人組が「フリーセックスの島」と思い込んで夏休みに隠岐島へ旅行するだとかね、似たような事は僕の頃もあったりしたので非常に身につまされますわ。
僕の場合は関東だったので、神津島とかね(もちろん映画同様、行っても何もなかったわけですけど)。
あと、夏休み明けに友達ががっつりヤンキー化しててちょっと哀しくなったりしたあの感じとか、思い出したくないことをいろいろ思い出したりもしたり。
まあ、映画の出来でいったら決して完成度が高い映画じゃないとは思うんだけど、「アイデン&ティティ」がそうだったように、出てくるキャラクターたちがみんな魅力的すぎるので、ずっとこいつらを観ていたいと思ってしまうんだよねー。
なんかそういう類の映画。
良い映画というよりは、好きな映画というか。
特にミュージシャン出演陣の3人、銀杏BOYSの峯田とくるりの岸田、あともちろん主役の渡辺大知(黒猫チェルシー)はほんとにすごい良かった。
「アイデン&ティティ」もほとんど峯田の存在感だけで一本持たせてしまったような映画だったし、やっぱ監督が元ばちかぶりだけあってそういう空気を持ったミュージシャンを見る目があるのかしらねー。
予告編
公式サイトがみうらじゅんの隠岐島再訪とか、コンテンツが充実してて面白い。