2011年観た映画まとめ(前半)
2011年06月15日 00:09
2011年も恐ろしい事にもうすぐ半分過ぎるので、今年に入ってから今まで(劇場で)観た映画をまとめておきますよ。
本当は1つ1つ記事を書けばブログのネタにもなるんだろうけど、最近は観たあとTwitterですぐつぶやいたりして、意外とそれで事足りちゃうんだよなー。
ってこれ、以前にもまったく同じ事を書いているけれどな!
とはいえ傑作だった(あ、先に書いてしまった)「ソーシャル・ネットワーク」とかは、ちゃんと感想書こうと思って下書きを書いてたりはしてたんだけどね。
でも書いてるうちに色んな人の感想や批評やらがどんどん出て来て、何となくフレッシュな話題じゃなくなってしまったりとか、まあ色々あるのですよ。
今年もまだまだこれから先も「スーパー8」や「カウボーイ&エイリアン」など、面白そうな映画が次々公開されるみたいなので、後半は心を入れ替えて何か1つ位は...。
ちなみに映画の順番はだいたい観た時系列順で、面白い順とかではないです。
しかしこうやって見るとそんなにハズレ映画観に行ってないんだなー。
もしかしたら何観ても面白がるバカなのかも知れないけど。
ソーシャル・ネットワーク 公式サイト
「セブン」「ファイトクラブ」という傑作を作った後、その2本の名前だけで仕事してた感のある(面白いのもあるけど)D・フィンチャー監督の、久々に心から傑作と思える最新作。
青春映画でもあり、ハリウッド伝統の裁判もの映画でもあり、何も持ってない者の成り上がり映画でもあり、というね。
あとエンディングで流れるビートルズ「Baby,you are rich man」の歌詞が、映画と見事に合っていて素晴らしいっすな(歌詞はこんな感じ)。
ブラック・サンデー
「午前10時の映画祭」という企画でリバイバル公開したのを観て来た、1977年制作のパニック・サスペンス映画。
というか、当時爆弾テロの脅迫があって公開中止に追い込まれたという曰くつきの作品なので、ちゃんと劇場公開するのは初めてなんじゃないかな。
当時観れなかった往年のファンや映画好き達が集まったという感じで、朝10時からだというのに満員という大盛況ぶりでした。
会場全体に漲る期待感もハンパなくて、良い雰囲気でしたよ。
今なら確実にCGで処理するであろう満員のスタジアムに突っ込む巨大飛行船のシ-クエンスとか、やはり劇場のスクリーンで観ると迫力が断然違うなー。
上映中地震でちょっと揺れた時、「爆弾テロ!?」って思ったのは僕だけじゃないはず。
リトル・ランボーズ 公式サイト
それぞれ家庭に色々と事情を抱える小学生男子2人が映画「ランボー」を観て感激して、カメラ片手に自分達でアクション映画撮り始めるというお話。
監督がBlurの「Coffee & TV」等の傑作PVをたくさん作っる人で、さらには「銀河ヒッチハイクガイド」映画版の監督も努めてる、という信頼できる経歴の持ち主なので、まあ間違いないだろうと思って観に行ったけど、予想通り面白かった。
大傑作とは言わないけど、ホロ苦いところもありつつ観た後幸せな気分になれる素敵な小品なんじゃないかな。
子供が生き生きとしてる映画はそれだけで楽しいね。
あと「ランボー」1作目は本当に良い映画なので、筋肉バカ映画だと思って観逃してる奴は今すぐ観るべき。
デュー・デート 公式サイト
「ハングオーバー」組によるバカ・コメディ。
ロバート・ダウニー・Jrがザック・ガリフィアナキス(『ハングオーバー』のヒゲモジャ、というかいつもヒゲモジャのあの人)の珍道中に巻き込まれてアメリカ大陸大横断、という、まあこの手の映画の典型ですわな。
コーヒーの件のところは本当に死ぬ程笑ったわ。
「ハングオーバー」と比べるとちとアレな気もするけど、コメディ映画は劇場で観ると面白さ5割増なのでそれなりに楽しめましたよ。
グリーン・ホーネット 公式サイト
ミシェル・ゴンドリーが(何故か)ブルース・リーの出世作を3D超大作でリメイク、というどう考えても食い合わせの悪そうな組み合わせの映画。
実際観てみたら案の定M・ゴンドリーらしさは全体の1分くらいという完全お仕事作。
当初の予定通り、チャウ・シンチーがカトー役をやっていたら多少は違っていたのかな...。
エンド・クレジットでエドワード・ファーロングの名前を見つけた時が一番盛り上がったというね。
完全なる報復 公式サイト
ジェラルド・300・バトラーが家族を殺した犯人と犯人を無罪放免にした判事たちに復讐をする、そろそろ「沈黙の~」シリーズに通じるタイトルを付けた方がいいんじゃないかと思われるアクション・スリラー。
友人が大絶賛してたので観てみたけど、確かに荒唐無稽なところはあるとはいえ、最後まで強引に突っ走る展開といい映画前半の復讐シーンのキャッチーなエグさといい、中々面白いB級アクションでした。
そろそろリーアム・ニーソンとの対決作とか観たい。
RED/レッド 公式サイト
B・ウィリスやM・フリーマンが引退した元殺し屋集団を演じる裏「エクスペンダブルズ」。
正直映画の内容は次の日には忘れそうなくらいスッカスカだけど、脇を固めるジョン・マルコヴィッチ.とかリチャード・ドレイファスは出て来て顔が見れるだけで楽しいし、それより何より途中ゲスト出演するアーネスト・ボーグナインのキュートすぎる笑顔が観れたので、それだけでも観た価値があった。
トンカチで頭カチ割ってた悪人顔が、こんないいおじいちゃんになるんだなあ。
冷たい熱帯魚 公式サイト
一応愛犬家殺人事件をモチーフにしたサイコ・スリラー、なんだけど、話は当然それだけで終わらず...。
とにかく主犯格の熱帯魚店主を演じたでんでんの怪演に尽きますな。
「社本くん、ちょっと痛い...」は永遠に心に残る名セリフ。
ウォール・ストリート 公式サイト
チャーリー・シーン主演でヒットした80年代の「ウォール街」の続編。
前作のC・シーンに当たる役をシャイア・ラブーフが演じてるけど、実質の主役は前作で悪役だったM・ダグラスだよね。
最後の取って付けたようなM・ダグラスの良い人かも演出とかちょっと余計な気もするし、正直前作のキャラクターを懐かしんで観る以上の何かはないような気はしますが、まあそれなりに楽しめたよ。
つーか、前作ラストを全部ちゃぶ台返しするC・シーンのカメオ出演(とその役柄)には腰抜かしたよ。
いいのかあれ...。
ヒア アフター
とりあえずここ最近はハズレのないC・イーストウッド監督作。
冒頭にあるスマトラ沖地震をモチーフにした津波シーンが問題になって震災後公開中止になってしまって、それについては色々意見はあると思うけど、個人的には公開中止は止むなしという気がします。
それくらい、当時まだ震災前だったけど津波コワイ!と疑似体験出来るすごい映像だった。
まあ、映画の方はどっちかというと「おや?」と思わざるを得ない黒イーストウッドが垣間見える、最近の作品の中では微妙にバランスのおかしな映画なのだけどね。
英国王のスピーチ 公式サイト
今年のアカデミー賞で作品賞その他に輝いた作品。
いかにも文芸映画っぽいというか文部省推薦な感じの話だし、感動実話系ではあるんだけど、意外と全体的にクールな語り口でお涙頂戴な雰囲気に落ち着かないのが良かった。
まあそれが逆に説明不足すぎて、歴史背景を知ってないと意味が分からないところもあったりするのだけどね。
あと全然話とは関係ないけど、日本でもこの位カジュアルに皇室の映画とか撮れればいいのになー、などと思ったりもしたよ。
トゥルー・グリット 公式サイト
コーエン兄弟最新作。
意外な事に初の西部劇だそうで。
コーエン兄弟の映画が好きで西部劇も好きで、何よりアル中演技をするジェフ・ブリッジスが大好き、という身としてはもうたまらん映画ですわな。
僕の中には「J・ブリッジスがアル中を演じる映画に駄作なし」という勝手に作った法則があるのだけど、今回もまたそれが証明されました。
ザ・ファイター http://thefighter.gaga.ne.jp/
マーク・ウォールバーグがスラムのどん底生活から這い上がる実在のボクサーを演じた正統派スポ根映画。
M・ウォールバーグのボクサーぶりも良いけど、クリスチャン・ベールのガリガリに痩せたジャンキー振りが本当にすごかった。
つーか身内の中途半端なチンピラが足を引っ張る展開って、まんま「ロッキー」のポーリーだし、そういう意味でもやはり「ロッキー」の流れを汲む正統派スポ根映画ですな。
最後の2人のシーンは完全即興で撮ったらしいけど、あそこで泣けない奴はほんとにフォークト・カンプフ・テスト受けるべきだと思うよ。
ブルーバレンタイン 公式サイト
ずーっとすれ違いが続いてて、でもそれに気付かないフリをしている夫婦の、気まずいムードで進む最後の1日と、出会ってから結婚するまでの浮かれまくってる日々を交互に描くという鬼のような映画。
映画が始まるまで隣でアハハウフフしてたカップルが、映画が終わったら無言で出ていったよ。
こういう映画をデートムービーみたいな宣伝で売るのは、世の中の不幸を増やすだけだからやめた方がいいと思いますよ...。
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 公式サイト
「ホット・ファズ」の監督による最新作。
一目ぼれした彼女と付き合うために7人の元カレと戦うハメになるという、設定からしてアレなバカ映画。
もう全編マンガとかゲーム風の演出だらけで、戦う相手も倒されるとコインになったり1UPしたりと徹底してる(最初のユニバーサルロゴからして8bit風)。
だけど正直主人公がヒロインに一目ぼれするのがよく分からないんだよなー。
バンド仲間のドラマーの子の方が全然キュートに見えた僕はおかしいのか...。
あと主人公がなんかベックっぽいなー、と思ってたら本当に音楽担当がベックだった。
マイ・バック・ページ 公式サイト
妻夫木聡と松山ケンイチが主演の山下敦弘監督最新作。
自分が生まれた年代辺りが題材というのもあって(映画はあさま山荘事件の直前に終わるけど、その同じ年に僕は生まれてるのだよね)個人的にはとても良かった。
当時の時代背景が分からないと中々理解しづらいところもあると思うけど、主役2人始め出演者みんな素晴らしいし、なにより美術が素晴らしいですな。
しかし妻夫木くんは演技上手いし出演映画のチョイスも外さないし普段も好青年ぽいし、何か出来すぎで若干腹立ちますなw。
でもあのエピローグの演技を見たら納得せざるを得ないよなー。