Carl Craig & Moritz von Oswald / Recomposed by Carl Craig & Moritz von Oswald
2008年12月20日
以前にオーケストラとの共演ライブをここでも紹介した、カール・クレイグとモーリッツ・フォン・オズワルドによるクラシック音源を使用したアルバム。
あのライブもこのアルバムに端を発した企画だったみたいです。
どうやらカラヤン生誕100周年記念プロジェクトの一端らしく、ライブではカール・クレイグの曲を演奏してましたが、こちらのアルバムはカラヤン指揮によるベルリン・フィルの演奏のマルチトラックを使って、1年もかけて制作したものだそうな。
本家本元の音源を使ってる公認アルバムなので、ジャケのデザインもパロディとかじゃなく、本当にグラモフォン・レーベルからリリースされちゃってます。
カール・クレイグとモーリッツ・フォン・オズワルドにカラヤンの音源をいじらせるって、企画した人のセンスもすげーなあと思うけど、これが本気と書いてマジと読む、すげークオリティのアルバムなのですよ。
びっくらこいた。
「ボレロ」や「展覧会の絵」などの有名な曲を使っているので、聴き覚えのあるフレーズも時折聴こえてきますが、ただ単にオーケストラの演奏に適当にトラックを乗っけたようなありがちなものなんかじゃなく、完全にパーツをばらして再構築していて、ミニマル・ダブ的な細かなトリートメントを丁寧に加えていて、完全に別物に仕上げております。なので「Recomposed」という表現が正しくぴったり。
テクノともミニマル・ミュージックともクラシックとも言い難いけど、そのどれでもあるような、何とも言いようのない音楽。
素晴らしい傑作なのと他にあまり聴いた事のない音楽なのは間違いないけど、人になんと説明すれば伝わるのかさっぱりわからん。
あと、熱心なクラシック・ファン(俵孝太郎とかね)はこれをどう聴いてどう思うのか、聞いてみたい気もするなー。
周りにハードコアなクラシック好きがいないのが残念。
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