2015年良かったアルバムベスト10

2015年12月30日

年末恒例、2015年良かったアルバム10枚。
例によって順不同です。
今年はいよいよサンプル数が少なくなってきて、10枚選ぶのに意味があるのかよくわかりませんが...。

今年は邦楽が1つも入らないという驚きの結果に(誰が驚いているのか知らんけど)。
良かったものもいくつかあるんだけど、正直邦楽はピンとくるものがあんまりなかったかなあ。
Awesome City Clubは、ミニアルバム2枚というリリースで迷ったけど結局入れなかった。
アルバムだったら10枚に選んでたかも。

Sufjan Stevens / Carrie & Lowell

前作のホーンやオーケストラ、エレクトロニクスまで総動員したカラフルな作風から一転、ほとんど弾き語りのようなアコースティックで内省的な作品。
母親の死をきっかけに制作を始めたというエピソードや、両親の名前を冠したタイトルやアルバム・ジャケットでも分かるように、とてもパーソナルな作品なのだけど、不思議と風通しは悪くなくて、むしろ個人的には前作より聴きやすくて好き。

Ash / KABLAMMO!

いつも通りのポップ・パンクに泣きのUK演歌バラードで特に目新しいところはないのだけど、いつも通り良い曲ばかり。
よくまあ飽きもせず同じような事をずっとやっているものだと言えなくもないのだけど、ずっとクオリティを保って良い曲作り続けるって、それはそれですごい事だと思うのだよね。

Matthew E. White / Fresh Blood

あまり詳しくないのだけど、米インディー界ではそれなりに名の知れた人みたい。
ファルセットを多用した若干頼りない歌声や、ルーツ・ロックやソウル、フォークの影響大な音楽性からは、どうしてもザ・バンドを思い起こしてしまうなー。
どの曲も良いんだけど、なかでも「Rock & Roll Is Cold」という曲が素晴らしすぎて、良く聴いておりました。

Death Cab For Cutie / Kintsugi

クリス脱退でどうなる事かと思い、最初はこれちょっと微妙なのではとか思ってたけど、聴けば聴くほど好きになるアルバムでした。
まあ正直ソロとどう違うのか、線引きは微妙な気はしますが(アコギ一本で弾き語りの曲があったりするし)、個人的にはメジャー移籍後のミディアム主体な作風の方が断然好きなので、今作の延長線上のようなアルバムを作ってくれると嬉しいなあ、などと思ったり。

Baio / The Names

Vampire Weekendのベーシスト氏によるソロ・プロジェクト。
先行シングルのバレリアックなダンス・トラックが超ツボだったので、アルバム出るの楽しみにしてたんだけど、聴いてみたらほとんど歌ものアルバムでズッコけたという。
でも何度も聴き返すうちに、これはこれでありなのかも...いや普通に良いのでは...いいね!と変遷していったので、結果的にはとても好きなアルバムとなりました。
サマソニのライブは微妙だったけど。

Kendrick Lamar / To Pimp A Butterfly

自分から積極的にヒップホップをチェックするという事をしなくなって久しいのですが、ものすごく久しぶりにヒットしたヒップホップ・アルバム。
各所で大絶賛されてるようなので、今さら何をという感じですが。
あとヒップホップだとDonnie Trumpet & The Social Experimentという人(たち?)の「Surf」も結構気に入って聴いていました。
どっちもちょっとジャズの生演奏の要素があるのが良かったのかなあ。自分でも良く分からんけど。

Django Django / Born Under Saturn

デビュー作の時点で作風があまりにも完成してしまっていると、2作目以降どんなに出来が良くても注目度が下がってしまうという悲しい現実があるのだけど、この人たちもそんな空気にやられてしまったのではないかと。
いや良いと思うんだけどなー。

Chvrches / Every Open Eyes

デビュー作の時点で作風があまりにも完成してしまっていると...(以下略)。
Django Djangoと違いこちらは姫がフロントにいるので、まだ注目はされているような気がするけど、でもなんか全体的に地味な扱いだったような気がするんだよね。
いや良いと思うんだけどなー。

Noel Gallagher / Chasing Yesterday

わたくしオアシスは3枚目までしか認めない初期原理主義者のため、その後のスーパーグループ期や解散後のソロ活動など、ほとんど注意を払ってこなかったのですが、たまたま耳にした兄貴のシングル曲がちょっとマンチェスター・ムーブメント期を思い起こさせるような曲で、これはもしやと思い聴いてみたら大変素晴らしかったという。
いや本当に冗談抜きで、「モーニング・グローリー」並に良いと思うんだけどなあ。
後に出たアルバム丸ごとリミックス盤も、マンチェ期に青春時代だったであろう兄貴の趣味が伺えて楽しい出来でした。そこら辺僕の青春でもあるので、そら気に入らないわけがない。

Yo La Tengo / Stuff Like That There

企画盤の性格が強い1枚なので、入れようかどうしようか迷ったんだけど、まあ今年良く聴いてたのでやっぱ入れておかないとダメかなあと。
最近彼らがよくやっている、セミ・アコースティックな編成でのライブに近い感じ。
ちょっとインディー・ロック版AORすぎるところもあるんだけど、分かっちゃいるけどこういうの好きなので抗えないんだよなー。

というわけで以上、今年のアルバム10枚でした。
まあ分母20枚ちょっとくらいなので、2枚に1枚はベストになるんだけどね...。
来年はもうちょっと邦楽と、あと久しぶりに新譜のヒップホップ良いなと思ったので、最近のものをちゃんと聴いてみたいなと思ったりしております。
まあ、年越したら忘れるかもしれませんけどね。

Article Lists