2016年良かったアルバムベスト10

2016年12月28日

今年も一切更新することなく終わったこのブログで唯一更新している(ほとんどこれのためにブログが残っていると言っても過言ではない)年末恒例、2016年良かったアルバム10枚。
今年もスマホ対応などしないストロングスタイルでお送りします。
ちなみに順番はアルファベット順となっております。

去年の年末には、2016年はもっとヒップホップを聴きたいなどと言っておりましたが、結局まったく聴いてないですな...。ケンドリック・ラマーのとか色々あったのに。
今年は、世間の評価は高いので何となくチェックはしていたけどそれほどファンではない、みたいな人たちが、個人的にもヒットする良いアルバムを作ってくれたのが多かったです。American FootballとかLambchopとかBand of Horsesとか、そんな感じでした。
あとなんか、長いブランクを経てついに!みたいなのが多かったですかね。
まあ僕も音楽シーンもそれだけ歳を取ったということか...。

American Football / American Football

伝説のエモバンド、17年ぶりのアルバム。
伝説って言ってもわたくし、それほどエモというジャンルのめり込んでたわけじゃなく(当時はむしろあんまり好きじゃなかった)、この人たちも解散後の活動から遡ってチェックしていた程度の存在だったんだけど、今作はその伝説(?)の1stアルバムより断然個人的には好き。
17年経って、歳相応に歌もの寄りになってるところが良いですな。
全編アルペジオ弾きまくりなところもツボです。

The Avalanches / Wildflower

ずっと出る出る詐欺し続けるんだろうなあと思ってたら本当に出たという、これまた伝説の1stアルバムから16年後のアルバム。こちらは本当に当時聴いてたんで、感慨的にも感無量。
ヴォーカルがフィーチャーされてる曲が多いけど、トラックに関してはほぼ1stと地続きのサンプリング・ミュージックで、著作権的なアレがまだ牧歌的だった90年代ならまだしも、21世紀のこのご時世にまさかこんな人の曲つぎはぎしまくった(褒めてます)音が聴けるとは。
このクオリティなら次も16年待ってもいいや(いやです)。

Band of Horses / Why Are You OK

典型的なUSインディ・ロック風情な人たちで、実際もそんな感じの音楽。
インディ・ロック版AORといったところですかね。
今作も今までと特に変わったところはないので、まあその手のが好きな人向けではあるけど、曲が全曲良くって、今年の夏辺りは繰り返し愛聴しておりました。
まあおっさんなんでAORは聴くでしょ。

Bon Iver / 22, A Million

ものすごく実験的なのにルーツ・ミュージックでもあるし最先端のポップ・ミュージックでもあるという良く分からない作風の人。
すごい良いと思うだけど、どこが良いと聞かれても答えるのが難しい。
とりあえずアルバムの曲名は大半読めません。

Lambchop / Flotus

オルタナ・カントリー方面の人たちだと思ってたら、ほぼ全編チャカポコした打ち込みにカントリーだったりR&Bだったりする、アメリカン・ルーツ・ミュージックないつもの彼らの曲が乗るという作品に。しかもほぼ全曲ヴォーカルはヴォコーダーかかってるし、謎な進化だけど今までで一番グッときました。
「クラフトワークがナッシュビルに行ったみたいな音楽」という評をどこかで見かけたけど、言いえて妙ですな。
大変夜が似合うアルバム。

The Orb / COW / Chill Out, World!

KLF「Chill Out」への20何年越しの回答と言ってもよい、いわゆるダンスフロア向けの曲は一切なしのガチでチルアウト用の音楽。
高樹○○的なものやポール・マッ○ートニー的なものがあればなお良いのかも知れませんけど、そこら辺はよく分かりません(やりません)。
つか今さらそんなもん出すなよ、という気持ちもありますが、こういうのはもはや刷り込みに近いので、好きになってしまうのもいたしかたない。
ちなみに羊がどこかで鳴いているかどうかは、途中で寝てしまうのでまだ確認出来てません。

Tortoise / The Catastrophist

最近の彼らは、割と作風も固定してきたし、ちょっとメロウな方向に行き過ぎている気もしなくもないのだけど、当然のようにクオリティは高いのでやっぱり好きになってしまうのよね。
まあYo La Tengoのジョージアをヴォーカルに迎えた曲は、あまりにもYo La Tengoになっててそれはどうかとも思いましたけど。

Tycho / Epoch

前作辺りからちょっとバンドっぽい音作りにはなって来てたけど、それをより押し進めたような作品。
相変わらずシンセの音も鳴ってるけど、主役の座は完全にギターに取って変わられていて、ダンスフロア対応のドゥルッティ・コラムといった趣きもあるような気がいたします(あそこまで彼岸な感じじゃないけど...)。
そう考えるとやっぱり好きなものは相変わらず変わらんのかな...。

サニーデイ・サービス / DANCE TO YOU

サニーデイ解散後の活動や再結成後のアルバムにあった、日常と地続きの、悪く言えば四畳半フォーク的と言ってもいい自然体な音楽も悪くはなかったんだけど、個人的には解散前後期の「24時」や「Love Album」のようなわけの分からないサイケな高揚感が好きだったので、ようやくその頃のサニーデイが戻ってきた感じ。
まあやってる方は、こんなテンションの高いもの毎回作ってたらしんどいんでしょうけど、再び解散しない程度には、たまにこういうアルバムも作って欲しいですね。

V・A / きれいなひとりぼっちたち

参加メンバーがめっちゃ豪華な銀杏BOYZのトリビュートアルバム。
トリビュートとか言うと解散しちゃったみたいに聞えるじゃないかとも思ったけど、銀杏BOYZの今のところの最新作に当たる前作が、全編ノイズまみれでほとんど聴くに耐えないアルバムになっているの対して、こっちは銀杏BOYZのメロディアスで叙情的なところにフォーカスを当てたカバーが大半で、大人になるのを完全に拒否した(ように思える)彼らに対する大人からの回答、ってな感じにも聴けます。
ていうかアルバム1曲目と最後にYUKIとYO-KINGを置くって、完全にそういう意図だと思いますけどね。
個人的には、これが銀杏BOYZのラストアルバムでいいんじゃないかとも思ったりもしました。

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